後日談

前の日記の続きです。

今日、個人的な用事で JR 東海の N700系新幹線に乗りました。
iPod touch を開いてしばらくすると、徐ろに iPod touch がアンテナを立てました。
何も契約してないのになんで!?もしかして、有料のにつないじゃった??と驚き調べてみると、もともとドコモの公衆無線 LAN は、新幹線の中もエリアに含んでいたようです。

そんなメリットがあるなら、もっとアピールしてよ‼と、今度はドコモの説明下手から生まれた嬉しい誤算でした。とにかくもっと説明上手くなってよ、ドコモっ‼

docomo の wifi に申し込んでみた.

前回の続きです.
果たしてパケホーダイは解約する必要があるのでしょうか?

やはり出発点はこのページ. 「ご利用料金」の項目から FOMA 契約をしている俺は, 「mopera U スタンダードプラン」と U「公衆無線 LAN」コースの契約が必要らしいことが分かる.
しかし必要条件と十分条件は違うので, 他の条件が出てくる可能性はまだ残っている.


案内に沿って My docomo へ.
この時点で自分で mopera U スタンダードプランと U「公衆無線 LAN」コースを探さなくてはいけないことに激しい疑問が. 上の出発点のページから申し込みページに直接リンクしてあってもいいじゃないか??なんでわざわざ俺が探さなきゃいけないんだ??

さて, 愚痴っていても前には進まないので, とりあえず mopera U を申し込むために「便利なサービスのお手続き」というボタンを押す.

はい, ここ重要だからメモしておいて. 「docomo は別窓を開かせるのが好き!」
なんで, 申し込みが別窓なんだ?要らんだろ?
しかも別の窓に行くと, 前の窓とメニューの構成が微妙に違っていて流れが分からなくなり混乱.
これってたぶん別々の会社に発注してるんだろうなぁ. 画面を機能単位で分けて開発させれば, 横の相談が要らなくなるから, それぞれ別の会社に発注できる, なんて考えたんだろうなぁ. だからメニューの見栄えとか違うんだろうなぁ. このページの裏には, システムに理解の無いような人に管理をされ, 納期に追われたプログラマの姿が……, あれ, 目から汗が.

とりあえず左のメニューから「便利なサービスのお手続き」を選んで, 「mopera U」というリンクをクリック. 表示が全角英字なのは typo ではなく本当にこの表示なのです. なんで全角の英字なんて使うんだろう?すごく不細工なバランスなのに.

それにしても「便利なサービス」を申し込むための「お手続き」が便利じゃないなんて, 何てギャグ?


はいはい, と【注意事項】に同意したら, また目が点になった!
mopera U はどこ行った??

下の方にスクロールしたら出てくるこいつでいいんだよな??


そしてU「公衆無線LAN」コース(またしても全角英字……)というのも申し込めばいいんだよな??

よし, じゃあ, mopera U に申し込むぞ!と意を決してラジオボタンをクリックしたところ(;゜д゜)??なんか勝手に【注意事項】なんていうページが別窓(笑)で出た. なんちゅうワークフローの組み方してんだ?

あぁ, これは mopera U 特有の注意事項で1つ前のものとは別なのね. だったら最初から mopera U 専用のページに行かせてくれよ! 分割発注とかするとこうなるんだろうなぁ……. 決して作ったプログラマが悪い訳じゃないんだが, あれ, 目から汁が……(;_;)

プランを選ぶプルダウンリストでは何も起きない模様. ちょっとつまらん.

次に U「公衆無線 LAN」コースに申し込む.

ここのラジオボックスでも何か起きるのか?ドキドキ.




出たーーーーーーーーーーーーーーー!!!
ポップアップする【注意事項】(笑)
しかし, ポップアップする必要はあったんかね? 同意/非同意用の画面にでも遷移すれば良かったんちゃうか?


さて, 下までスクロールして情報を打ち込んで, 「次へ」.

あれ?パスワードの再確認?いや, タイムアウトしたらしい. パスワードを打ち込んでログインすると……. あん??何この舐めたようなページ?あ, そうか優先順位低のページか.

しょうがないので再度申し込み. 2回目だし, この記事を書きながらじゃないから速いぜ!!

とりあえず無事に申し込めたが, ここまでで1つも「パケホーダイ」に関する言及が無いんだが……. もしかして, あの docomo ショップの社員は何か激しく勘違いしていたのか? まぁ, その可能性が高いだろうな. 別料金払ってんのに, パケホーダイ止められるとか意味分からないからな.
さて, これで晴れて俺も公衆無線 LANが使えるようになったので, 明日からさっそく使っていきたいと思う. さすが NTT 系列だけあって使える範囲は広いからな.

納得がいかない docomo の説明と Web サイト

iPod touch で無線 LAN を使おうと思い色々調べてました.
その結果,

  • 自分は東京メトロを使って移動することが多く, その時間にケータイで i モードを使ってサイトを見ている. それ以外の時間はたいてい家にいるのでネットはパソコンで事足りる.
  • 東京メトロの駅には, NTT 東日本, docomo, NTT Communications(東京都内のみ) という3社がアンテナを設置している.(見事に NTT 系列ばっかり. やはりインフラを持ってるところは強い.)
  • NTT 東日本は iPod touch からは接続できない.
  • NTT Com は \1680/月, docomoFOMA 契約をしていれば FOMA 以外からの通信も OK で \840/月.

というような流れになり, docomo で決まり……かと思われた.


しかしそこには意外な落とし穴が!


こんなページもあることだし, まぁ iPod touch でも問題無く接続できるんだろうと思ったが, 料金の細かいところが不安だったので近くの docomo ショップへ.
しかし, そこの社員がダメダメでした. 詳細に思い出すとムカッとするので簡単に書く.

  1. iPod touch というもので公衆無線 LAN に接続できることを知らない. どゆこと?
  2. そもそも iPod touch というものを知らない. あなたネットワーク関係の業界の人ですよね!?
  3. そのため, 俺がパソコンから使うものだと勘違いしていたらしい.
  4. さらにその勘違いから, 俺のケータイが無線 LAN に繋げるかどうかの確認に時間を割く. 当然俺の希望からすれば無駄な時間になる.
  5. 挙句, 「Mopera U」と「公衆無線 LAN」の申し込みが必要という言葉に続き, 「ケータイのパケホーダイが使えなくなりますが」と言われ「なんじゃそりゃ!?」と.

そのまま「また考えてきます」と言い, docomo ショップを後にした.(約1ヶ月前)


docomo ショップの店員が iPod touch を知らず, 料金体系などを調べにショップの事務所に調べに行ったりして, 都合20分くらい待たされたのも腹が立ったが, この「パケホーダイが使えなくなる」という条件に対して最も腹が立った.

上にもリンクを張った docomo のページを舐めるように読んでも, どこにもそんなものは見付からなかった. 見落としがあるにしても, 料金に関する情報をあれだけの時間を掛けて探して見付からないのはおかしい.
ケータイ料金が跳ね上がる可能性があるのに, docomo ショップに行かないと気付けない契約条件って何なんだ!?
NTT 系列だとこんな殿様商売でもやっていけんのか? そりゃーインフラ持ってりゃ強いだろうけどさ. 電電様体質が抜けてないんじゃなかろーか?


とりあえず, 入会金が \0 だったので NTT Com の一番安いの(ただしマクドとかからしか接続できない)に申し込んで1ヶ月様子を見てみることにしました. んで, 1ヶ月経った今, 「やっぱり docomo の電波を使った方が, 使える機会が多い」という結論に落ち着いたので, そろそろ申し込もうと思います.

しかしどんな罠が潜んでいるか分からないので, こんな夜中に急いで申し込まずに, 頭のハッキリしている休日などに慎重に申し込んでみることにします. そこで本当にパケホーダイは解約する必要があるのか? その情報はどんな段階で提示されるのか? についてレポートしたいと思います.

(追記)
↓何だか同じようなことを検討している人がいました. この人はパケホーダイについては言及してないけど, どうなったんだろう??
http://hiroya.typepad.jp/blog/2009/03/ipod-touch-2lan.html

街と住民と商店主と建築屋と非住民と.

"平成 28年度 (7年後) 完成の駅 09.10.01, 07:47" from 下北沢南口商店街の白髪爺さん吉田くによしのブログ
http://www.yoshi-kuni.jp/index.php?id=09100001

"小田急下北沢駅の新駅舎案が猛反発される理由" from[絵文録ことのは]2009/10/03
http://www.kotono8.com/2009/10/03shimokitazawa.html

下北沢の再開発についての議論が起こっているようだけど, コメント欄やブコメなどを読んでいて一番不思議に思ったこと.

それぞれ陰に陽に「私たちは〜と考えます」や「常識的に考えて〜でしょ」と言っているように聞こえる. (もちろん全員という訳ではない. 予防線予防線.)
そこで気になったのが, 「私たち」や「常識」の範囲って市町村や100人以上のコミュニティでは各個人で異っているのが普通だと考えているが, それらが対立せざるを得ない状況になったら, どう折り合いを付ければいいのだろうか? 果たして折り合いを付けられるのだろうか?という疑問である.

学問分野としては政治学とか意思決定論みたいな分野に属するのだろうか.


それぞれに「それぞれが思い描く街」があり, 「それぞれが望むところの街の姿」があり, 「それぞれの街の中でのつながり(対人, 対物両方)」がある. もちろん「それぞれ」には, その街に住んでいる人だけではなくて, その街を知っている人, 関わりを持っている人が含まれている.

住民/非住民って分け方で考えると, 「住んでない人は直接の利害が無いんだから, 口を出すな.」って意見がある. しかし, これは発言主が思ってるほど「常識」ではないんじゃないかな? 例えば, 非住民の意見に重心が寄っているのが「観光地」であり, そこでは「観光客という非住民に対して, 街がどうアピールできるか?」を考えて条例などが作られている. (京都が顕著な例じゃないかな.)

また世代という時間軸で分けて考えると, 「自分たちが生まれた世代の姿を保っていて欲しい」という意見も強いと思う. しかしこの意見もそもそも発言主の世代がずれてしまっていては, お互い同意できない意見になってしまうだろう. (かと言って一番のご先祖様を尊重すると, 縄文時代とかになってしまいますので…….)

金という視点で考えると, そこには「建築会社に発注する人」「受注した建築会社」「建築会社の従業員およびバイト」「(地方自治体が発注する場合の)税金」「その工事が完了することで収入が増える人」「その工事が完了することで収入が減る人」がいる. これらの人の間で動くのは金だけれども, その金に付加されているものがそれぞれ異なると思う. それは「コネ」だったり, 「生活費」だったり, 「街が良くなって欲しいという思い」だったり, 「収入が増減するという予想(妄想?)」だったりする. (「税金」の意味については自分は素人だが, この記事の文脈上, それを払う意味を「街が良くなって欲しいという思い」と解釈した. )


これだけずれてしまっている中で, どうしたら1つの結論に向かって進めるのだろうか?

論理一辺倒で考えれば, まず利害関係者を賛成派・反対派の「両派で一致」させ, その利害関係者にとってのメリット・デメリットを「漏れなく挙げ」, 「定量的に検討」すれば答えは出る. しかし, こんなのは机上の空論であってとうてい無理だ. (前文で鉤括弧を付したのは, そういった意味だ. ) また, 議論をこの思考パターン(スキーマとか言うのかな)に無理矢理当て嵌めようとすると, きっと無理が出る.


じゃあ, どうすれば良いのか?上のスキーマの何が良くなかったのか?と言うと, 「人のつながり」を中心に考えたら良いんじゃないかと思う. これだけだと抽象論で, 議論の対象にもならないだろうから, 順を追って説明に努める.

まず自分は「人間はつながりを持ってこそ人間であり, つながりに先立つ個人は無い」という考えを持っているということ. 「認識されてこそ存在がある」というような認識論や「実装ではなくインターフェースをによってモノが特定される」というダックタイピングという考え方に賛同する人なので, 大前提としてこれを述べておく. (じゃないと, 色々不毛な揉め方をするからね. ) 「つながり」っていうのは, それは単純に友情や愛情と呼ばれる正の感情だけではない. 利害関係というドライなつながりや, 恨み辛みといった負の感情も含めてある.
この想いから自分は「街とは人のつながりでできていて, そのつながりがあるから, (心安らぐかは知らんが一応の)居場所となる. 」と考える.

だから, 「きっとこの街が再開発ですっかり変わってしまっても, そこにかつて存在した人のつながりは別の居場所を見付けて移住し, 物理的に別の場所で存在し続けるだろう」と考える. その意味では「再開発してもいいんじゃない?」という, 単なる傍観者の感想も持ってはいる.
でも「その移住の過程できっと悲しいことやつらいこともあるんだろうな」という想像をしてしまうと, そう呑気に思う気にもなれない. 「悲しさやつらさが無ければ幸せなのか?」というとそんなことは無いと思うけども, 自分はそれでも不要な悲しさやつらさを生む必要は無いと思う. (再開発をすることで無くせる悲しさやつらさもあるから, きちんと天秤に掛けなくてはいけなくて難しいのだけれど. )

街が変わっていくのも仕方が無いし, それに伴って人や人のつながりの移住が起こるのも仕方が無いが, 性急な変化で劇的に「人のつながり」を変える/変えさせるのは良くないだろうと思う. 小学生にだって「転校」っていう大イベントがあったり, 中高生に進学っていう区切りがあったり, 大学生に就職っていう変身(せざるを得ないモラトリアムの終了)のときがあったり, 「人のつながりが変化する」って感覚はみんな分かると思う. でもこれらの変化だって抗って主体性が発揮できるなら少しでも抗いたいと, 自分だったら思う. きっとこの「主体性」というところが重要で, たとえ変化に流されてしまったとしても, 主体性を発揮できたことで何かしらの納得を心に持って先に進んでいけるんじゃないかな?

「人間=つながり」と極論してしまえば, 前半で述べたそれぞれの事情の違いは, つながりの違いであり, 対話や議論をしている人のつながの範囲どうしが重なり合っていない状態だと自分はイメージする. ある集団(市町村, 商工会, 学級などなど)に名前が付くと, その集団がまるで1つのモノみたいに扱われるが, 実際はつながりのクラスタ(小島)が緩くつながる島国みたいなものだと思う. この前提に立って議論をするならば, まずは相手の「つながり」を知るべきだし, 知ることで納得できることもあるし, 別の解決方法を見出すこともできるはずだ.


だから, そんな考えに立って議論してはどうでしょう?……と言い放つだけなら, 無責任な傍観者で終わってしまうので, 自分でも実践してみようと思う. 妻へ友人へ会社の同僚へ, つながりを考えながら対話や議論をし, 話がこじれそうになったら相手の見えないつながりが無いか探して, 落とし所を見付けていきたい.
この考えが裏付けられたり, 逆に変わったりしたら, またブログに書くかもしれないし, 書かないかもしれない. さーてね.

# 夜中に書くと変なテンションになるなぁ. 読み返したら「厨二病!」って叫ぶかもな.
## でもそれも含めた記録として, 残す価値はあるかもな.

足りないなと思ったところ

さっき、はてブにエントリを追加してコメントを書いたのだが、はてブの機能に物足りない感覚が湧き上がった。

結構長いコメントを書こうと思ったのだが、コメント記入欄は text-type の input 要素のようで、要は1行コメントしか残せない。じゃあ、このエントリに対し日記を書こうと思ったが、「このエントリに関する日記を書く」というリンクが無い。mixi ニュースの「(このニュースに関する)日記を書く」ボタンや、ピコミクという mixi 上のミニゲームのページにある「このゲームの日記を書く」というリンクを見た自分にとっては、同じような機能が無いことに軽いショックを受けた。
「同じ会社のサービスなのに連携もしていないなんて!」と。
さらに云えば、「サービスが疎かになっているのは、手段であるはずの技術が目的化しているのではないか?」と。(これは完全な邪推ですが。)
参考: http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/24/news044.html

「痒いところに手が届くような機能」って確かに難しいし、技術が好きな人には興味が薄い部分なのかも知れないけど、「サービスを行っています」と宣言している限りはサービスが目的であるべき。自戒の意味も込めて、久々に日記を書いてみた。

いやー、でもそこの連携が無いなら delicious に移行しちゃおうかな。だって delicous だと、textarea にコメントを1000文字も書けるし。さて……。